歯科医院は小さく経営すると面白い

都内で歯科医院を経営しています。小さい経営をして楽しんでいます。

歯科医院経営はユニット3〜4台がベスト

歯科医院経営はけっこう大変ですよね。

「規模を大きくして、大きな収入を得るのか」

「規模を小さくして、充実をはかるのか」

考え方によって分かれます。

 

これからの日本は人手不足が懸念されています。そんな中、規模を大きくすることは危険ではないでしょうか?

規模を大きくする場合、どうしても保険制度の足かせがあります。

つまり薄利多売はさけられません。

もともと保険制度が薄利多売を推奨していますからね。

また、人をたくさん雇用し続ける必要があるため、それに伴うリスクがあります。

そして間違いなく経営のセンスが必要です。

誰でも大きくすれば、大きな収入が得られるわけではありません。

むしろ大きくした場合、成功する人は一握りではないでしょうか?

 

では、規模が小さい場合はどうでしょうか?

私の経験上、少なくとも経営センスは必要ありません。人を雇用し続けるコストも必要ありません。

 

もちろん規模が小さい場合の経営のコツはあります。ただ黙々の治療だけしていても、うまくはいきません。

ただ少しのコツを知るだけで、ある程度の収入が得られる小さい経営の方が楽ではないでしょうか。

 

ある程度の収入は私の場合、年収1000万〜1500万を想定しています。それ以上求める方はこのブログは役に立たないかもしれません。

 

 

私の医院の経営状態

立地:都心だが、住宅街。裏通りの1階

ユニット数:4台(実質3台しか使ってません。正直3台で十分でした)

歯科医師:5人(自分を含む。全員アルバイト。毎日ではありませんが、出来るだけドクター2人体制にしています。)

歯科衛生士:1人(常勤)

歯科助手:3人(常勤は1人)

月の売り上げ:500万〜600万

診療時間は週5で、夜は6時までです。

 

こんなところです。

借金はまだまだ返済中ですが、そこそこ楽しく生活出来てます。

借金がなければもうちょっと楽なんですけどね。

政令でも出ないかな(笑)

 

開業して2年くらいは地獄でした

開業して1年はほぼ赤字。

2年目になってもたまに赤字。

3年目になってようやくまともな収入。

今は開業して10年弱ですが、それでも赤字ぎりぎりの月もあります。税金など一気に持っていかれる月は厳しいですよね。

患者の少ない時期はどうやっても少ないですしね。やきもきしても仕方ありません。

また、自費の割合が高くなると売り上げは上がりますが月によってはまちまちなんです。

小さい経営の一つのリスクに不安定さはあるかもしれません。

慣れれば気にならなくなりますが。

 

お金の出入りをしっかり把握すること

小さく経営する場合、無駄は極力省きます。

歯科でかかる経費は結構高いものが多いですから、

しっかりコントロールする必要があります。

大きく経営して成功した場合は、少しの無駄も気にならないかと思いますが、

小さく経営する場合は違います。

出来るだけシンプルに経営していかないと

利益を圧迫します。

まぁプライベートの収支だってきちんと管理しないと

お金が残らないので

お金の出入りの把握は公私共に必須だと考えています。

歯科医院を経営するようになってから

プライベートのお金をたまるようになりましたし、

ある意味お金に振り回されなくなりました。

 

まとめ

今後ブログでは日々の経営で思ったことをまとめていくつもりです。

歯科医院を開業して大きく儲けようと思った方には役に立たないブログかもしれませんが、そうではない人にとって何らかの参考になるのではないかと思います。

開業して思ったことですが、

結局は自分の城ですから、自分の好きなことを体現するための場にしたいですよね。

収入を多く求める人もいるでしょうけど、

私の場合は自分のしたいこと体現したい。

そんな経営が出来たら楽しいじゃないですか。

実際、開業して10年近く経って

かなり形になってきたと思いますので、

ブログで綴っていきますね。